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大学生の就職活動をサポートしてみて

2月後半から3月いっぱいまで都内の私立大学のキャリアセンターで、大学生の就職活動のお手伝いをしました。

目次

大学での就職活動

大学のキャリアセンター
ここでは就職に関する全てのことが揃っています。
個別の相談はもちろんですが、それ以外には
求人情報の閲覧
O B・O Gの進路結果や報告・活動報告の閲覧
学校推薦情報
インターンシップ情報
新聞、ビジネス雑誌、就活対策本、キャリア関連書籍の閲覧

大学のキャリアセンターでキャリアカウンセラーとして働くには

その大学の特徴を知る
 大学の方針、正式名称、他のキャンパス、学部、就活のスケジュール

大学生の就職活動を知る
 学生側のスケジュール、公務員希望の時のスケジュール、どんな就活サイトを活用しているか

就活用語を知る
 ES、学チカ、openES、オワハラ、I S、G D
 ES:エントリーシートの略です。
 学チカ:学生時代力を入れてきたこと。
 openES:リクルートが提供しているESで、使い回しができるES
      企業によってはこのESを指定するところもあります。
 オワハラ:就活終われハラスメント
      企業によっていろいろな言い回しがあります。
      内定を出すから他の企業は断ってくれと言うもの
      こんなことを言う企業があるからちょっと前のリクルートの問題が起きるんですね。

業界・企業・職種の理解
私の場合はこれまで長いキャリアはエンジニアでした。
なので職種はどうであれ、メーカーだったらほぼ全ての業界は把握してます。
しかし、工業系の大学のキャリアセンターでなければ、メーカー以外の企業の把握も必要です。
また、職種に関しても理解していないと相談に乗れません。

履歴書、エントリーシートの内容
転職を何度かした経験があれば、履歴書も何度か作成していると思います。
しかし学生の履歴書はまたちょっと違います。
なんといっても当然職歴がない場合がほとんど。
その中でどう履歴書で表現していくかと言うことはキャリアカウンセラーのスキルです。

エントリーシートはそれほど難しくはありません。
いかに企業の採用担当者の目に付くように書かれているかがポイント。
学生で多いのは、やってきたことをひたすら書いているパターン。
項目は1つでいいです。
どうしてそれを行ったのか
やってどうだったのか
何か問題はなかったか
自分として何を行ったのか
結果はどうだったのか
そこから何を学んだのか
と言う流れができていれば大丈夫。
ただ、当然ながらこれだとみんな構成が同じになってしまう。
頭を捻るところです。

大学のキャリアセンターでキャリアカウンセラーとして働くには
以下のようなことの知識と理解が必要になります。

模擬面接対応(個人、集団、G D、ケース面接)
面接もいろいろあって、個人面接や集団面接GDとはグループディスカッション
ケース面接と言って、お題が出されてそれについて面接をしていくなんてこともあります。
会社によってはディベートをさせることもあります。
そのようなたくさんのパターンを把握している必要もあります。

インターンシップ(IS)
インターンシップは、昔は単に職業体験でした。
これが単位になっていることもありました。
しかし今はたくさんインターンシップに行く学生も多いですし、それより何よりインターンシップに行くとそのあとの選考が有利になることもあります。
インターンシップに参加した学生だけが別途選考ルートということも当たり前にあります。

リクルーター
リクルーターというと、採用担当なんですが、学生の就活に関してはちょっと違います。
その企業の若手社員が、カフェなどでフランクに話をして、その内容を人事に報告する人のことです。
学生もそれは重々承知しているので、しっかりした服装で一次面接として対応してます。

早期選考
インターンシップに参加した学生の別ルートでの採用です。
ESは通過、一次面接が無しってこともあります。

大学生の実情

学部によって様々。
学部によって、特に国際****学部とかになると、2月まで海外に留学していたという学生もたくさんいて、帰国して周りの様子を見て焦り出す学生や、逆にまだ3月なのに諦めて再来年の秋卒業を考えているという学生もいます。
その他には就活が進んでいる学生はすでに内々定をもらっていたり、内定を承諾していたり。
とにかく学生によって様々。
主体性を持って就活に取り組まないと簡単に落ちこぼれます。
これまで言われるがままという生活をしていた学生には厳しい現実が待っているという感じです。

学内企業説明会

今年はコロナウイルスの影響から、例年大学内で行われる学内企業説明会が軒並み中止になっています。
これは学生側にも企業側にとっても大きな打撃です。
学生にしてみたら、ここで何となく気になっていたとか、聞いたことがある企業が何をやっている会社なのかを知る機会。
これによってある程度の就活の方向性を決められる機会なんです。
そのため、今年は選考がうまく進まないという学生は、これまで目指していた業界を変えようと考え始めたり、自分が何をやりたいのかわからなくなったりしています。
企業側にしてみても、来年度の新卒の雰囲気がわからないというのはやはり不安なものです。
今は学生側からしたら売り手市場なので、企業側にしてみたら1人でも多く優秀な学生に入社してもらいたい。そのためのアピールチャンス。それがないというのはとてもリスキーな状態となります。

自己P R

そんな中、キャリアセンターに相談に来る学生もたくさんいて、3月中旬頃まではE Sの相談が約半数を占めます。
そのE Sでも特に自己P R
大人でもそうですけど、なかなか自己P Rって文章にするのって難しい。
明確にこれをやってきたって言えること。例えば学祭の実行委員長だったり、バイトリーダーだったり
そのようなことで実績を表すことができれば、ある程度書くことができます。
しかしそのような学生ばかりではありません。
学生によっては
「何もやってきていないので、自己P Rがありません」
と言う学生も少なくないんです。
そんな時こそがキャリアカウンセラーの出番ですね。
これまでの生活の中でただ何も考えずにいたわけではありません。部活やサークル、アルバイト、家庭での生活、好きな科目などなど
ありとあらゆる場面でその学生の特徴や価値観を探ります。
学生の支援を行っていて一番楽しいのが、こんな時です。
一緒になって思い出して、そこから
『こんなこと好きなんだね。』
『それってこう言うことなんじゃない?』
といった具合に話を進めていくと、見る見る顔つきが、目つきが変わります。本人もそのことを自分で気がつかず、初めて自分を知った瞬間です。
キャリアカウンセラーとして学生に関わって一番に嬉しい時です。

まとめ

以上、大学生の就職活動をサポートしてみての内容を書いてみました。
実際に大学のキャリアセンターで業務をしてみたいという方の参考になればとも思います。

以前新卒の導入研修の担当を行っていて、学生の就活ってどんな具合に行っているのかとても興味がありました。
実際に学生のサポートを行ってみて感じたのは
学生はしっかり将来を考えてるということ。

新卒の教育を担当していた時には
「もっと大学がしっかりやらないとな〜」って思っていました。
でもきっと大学のキャリア教育には限界があるのだと思います。
頑張ればがんばったで単なる自己満足にもなってしまいます。
大事なのは学生が就職ということに自立してして自律することだと思います。
そういう意識をさせるのが大学のキャリア教育だろうと思います。
そして企業側も
新卒で受け入れたら、その会社で今後どう働いていくのかを考える機会を作ること。
自分のキャリアプランをしっかり立てられるようなキャリア開発研修を定期的に実施することだと思います。

それにしても楽しい時間を過ごせました。
また、ご縁があればお手伝いしたいと思います。

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